フランスの幼稚園

更新が滞っておりました。
5才の息子、フランスの公立幼稚園へ行き始めました。

フランスへ来るにあたり、一番心配していたのが子ども、特に長男の幼稚園のこと。英語もフランス語も全く話せない彼が、フランスの幼稚園でストレスなく過ごせるのかどうかが最も気がかりでした。

登園初日、「Bonjour」と先生に迎えられました。先生は自分を指して名前を言い、「Et toi ?(あなたは?)」と。固まっていた息子でしたが、先生が息子の名前を呼ぶと、こくんと頷きました。
生まれて初めての異文化コミュニケーション。言葉が通じなくても、こうやってコミュニケーションを取ることができるんだと、何だか感動。

後ろ髪を引かれつつも先生にお任せし、昼に迎えに行くと、今日あったことをすごい勢いで喋ってくれました。
みんなで朝のおやつ(フルーツを持って行きます)を食べたこと、おやつの前にトイレへ行き、手を洗うこと、母の日のプレゼントを作ったこと。

昼休みは2時間あり、一度家に帰って昼食を取ります。(給食を選ぶこともできます)14時にまた送っていくのですが、ちらっと覗いたら、もう5、6人のお友達と元気に走り回っていました。

子どもの順応力の高さに驚くと同時に、ほっとひと安心したのでした。
突然訳の分からない環境に一人置かれ、きっと不安でいっぱいだっただろうに泣くこともなく、緊張した面持ちで母親と別れた息子の強さに、じんとしました。

通い始めて1週間経ちましたが、とても楽しいらしく、毎日幼稚園で何をしたか、たくさん話してくれます。
先生達はとても優しく、英語で話してくれるので親も助かっています。
何だか前に向かって歩き始めた息子が、少し羨ましくもあり。自分も何か始めたいなという気分です。
日本とフランスの幼稚園の違いについても、また書いていきたいと思います。

あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

0コメント

  • 1000 / 1000