遠のくフランスの記憶

今年3月に帰国し、すでに半年以上が経過しました。

次第にフランスの思い出が薄れていくのが、何とも言えず寂しい。

あれは夢だったんだろうか...と思うほどです。


また外国で生活してみたいか?と聞かれれば、また生活はしてみたい。

ただ現実問題、子どもの学校のこと、仕事のこと、色々と気にかかるのは事実です。

そしていざ実際に外国へ引っ越しすることを想像すると、

またあれをやるのかぁと、及び腰になってしまう気持ちも。


やるしかない!となればそちらへ向かって動くしかないし、

動いてみれば絶対に素晴らしい体験が待っているのだけど、

日本の穏やかな暮らしに慣れてしまうと、再び動き出すのには力がいります。


フランス語の単語もだいぶ忘れてしまったし、

子ども達もふとフランス語が出てくる、なんてことは全く無くなりました。

たまに、フランス語に触れられそうなイベントがあると、頑張って顔を出しています。


あと、食べ物が恋しくて、バゲット買ってみたり、

フレンチのビストロへ行ってみたりしています。


外国で暮らすってやっぱり特別なことだったのだなぁと。

子ども達にも、もう少し大きくなってから、再び経験して欲しいと思っています。


改めて振り返ると、たった一年しか滞在していないのに

テロがあったり、スリに遭いかけたり、ぼったくりタクシーに乗ったり、

レンタカーが借りられなかったり、、トラブルは多々ありました。

そう考えると日本はやはり平和な国なのだと思います。


全く話がまとまっていませんが、

フランスに戻りたい!というよりは、フランスのことを忘れたくない!という気持ちで

いっぱいの今日この頃です。

あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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