日々に張りを

ゆるゆると暮らしたい、という気持ちが最近とても高まっていました。

家の中を整えて、栄養のある料理を作って、子ども達を笑顔で迎えて。

子どもが学校や幼稚園へ行っている間に家事を終わらせ、好きな本を読んだり、気になるお店を覗いたりして、毎日穏やかに暮らせたらどんなにいいだろうなぁと。

でもそんな毎日は、きっとどこかで行き詰まるだろうことも分かるのです。
どこかで、何か足りないと思ってしまう。

生活のためでもあるけれど、まず自分が自分らしく生きるために、仕事をしなければと思います。

仕事を始めると、とても「穏やか」といえる暮らしではなくなってしまいます。
家事は疎かになるだろうし、子ども達と余裕を持って向き合える自信も正直ありません。

フランスに居た一年間、仕事をお休みしていたことで、再び動きだすのがとても怖く感じられます。

それでも今、少し踏ん張る力が必要なのだと思います。
ゆるゆるとしていた日々に、少しピリッとする瞬間を。

ジャケットを着て打ち合わせに行くこと、パソコンに向かってああでもない、こうでもないと考えること、出来上がった原稿をどきどきしながら送ること。

それは決して楽ではないけれど、その先に、わぁ!と声が出てしまうくらいの喜びがきっとあるはずだから。

助走をつけて、次の場所へ行きます。
また早くブログで仕事の報告ができますように。

あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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