2017.10.31 07:40今日という日やたらとイライラしてしまった日。理由は分からないけど。子どもが同じことをしても、優しく注意できるときと、そうでないときがあり、親の態度がぶれるのは良くないのだろうなと思いつつ、親もやっぱり人間なので、感情に振り回される。睡眠をしっかりとって、心穏やかに過ごそう。今日食べたカレーパンが、今まで食べたカレーパンの中で一番美味しくて、そこに救われた。パン屋さんに満ちる、あの幸福感の正体は何だろう。
2017.10.30 04:22そこにあなたは居ますか?昔、とある文章力養成講座で、とあるコピーライターの講師に言われたこと。あなたの書いた言葉。そこにあなたは居ますか?誰でも書ける、当たり障りのない文章じゃなくて、自分にしか書けないものを。最初の会社に勤めていた頃、「君たちはクリエーターだ」とよく言われた。ただし、表現者ではない。作家ではない。自分が書きたいものを自由に書くのが仕事じゃない。クライアントが求めるものを書くのが、ライターの仕事。雑誌であれば、編集者が求めるものを。読者が求めるものを。そこは大前提として。ただ、コピーライティングでも、雑誌のライティングでも、「自分が存在できる」ものの方が面白いよなぁ、とは思う。なんというか、ライターの自我が出ているわけではないのだけど、ライターの温度、熱量が伝...
2017.10.29 13:36食べるを読むごく最近読み終わった本。平松洋子さんの「忙しい日でも、おなかは空く」。この方の文章が本当に好きで、いつも背筋を伸ばして読みたくなる。感覚の研ぎ澄まされ方、食べるものへの愛情。びっくりするほど瑞々しく、ていねいで、心地よい言葉たち。どうやって料理を描写しているのだろう、とよくよく読んでみると、料理そのものの描写よりも、口へ運ぶまでの気持ちとか、季節や温度、食べ終わった後の幸福感、などを丁寧に描いていることが分かった。自分もその料理を目の前にしているような気持ちになって、ほっこりと幸せな空気に包まれる。いいなぁ。食べものが登場する文章は、ほんとうに幸福だ。
2017.10.28 14:23子どもに向き合う朝、息子が突然言った。「ねえ、お母さん。大人になって、おじいちゃんになって、その後はどうなるの?」真剣な表情。怖いことないよね?お母さんは安心させてくれるよね?と、その瞳が言っている。いつまでもいつまでも、温かく優しいものだけで包んでいてあげたいけど、そうもいかないのだな、と。この子はこれからどんどん大きくなって、きっと悲しいことにも、目を背けたくなることにも出会うのだろう。私は親として、説明しづらいことも、聞かれたくないようなことも、答えなければいけないのだろう。(そしてたぶんいつか、親がすべての答えをくれるわけではない、ということにも気づくのだろう)少なくとも、親として答えを求められる間は、できるだけ誠実に、正直に、向き合って話をしたいと思う。正し...
2017.10.25 13:48好きなものフリーのライターとして活動していくに当たり、とてもよく言われること。「得意分野を持ちなさい」印刷会社、編プロと勤めてきた今まで、とにかく来た仕事は何でもこなすことが多かった。では、自分の得意分野は何だろう?得意分野=好き、実績がある、とする。とにかく、食べることが好き。だから料理が好き。外食も好き。食にまつわるエッセイ、食べ物が登場する物語、飲食店を紹介する雑誌、料理の写った写真。ぜんぶ好き。食べものは人を幸せにする。これまで取材を担当したのは「いちごスイーツ特集」「かき氷特集」「おやつ特集」などなど…。やっぱり食に関する分野はもっとやっていきたいと思う。そしてもう少し細かく、食の中でも何か!を見つけたい。好きなものが多すぎて絞り切れないのだが…。それ...
2017.10.22 14:17これから何を書きたいか結局、自分は何を書きたいのだろう、とフリーランスになってからずっと考えている。できれば、ストーリーを伝えたい。その背景を伝えたい。飲食店の紹介なら、そこに並ぶメニューや外観だけではなくて、店主さんがどんな人なのか、何を大切にしているのか、どんなお客さんが来るのか、ということ。根本にあるのは、「人の話を聞きたい」ということだと思う。もう少し詳しく言うと、人の想いを聞きたい。その人の人生を知りたい。人生の欠片みたいなもの。そこで受け取った想いに光を当てて、少しでも素敵な形で誰かに届けることができたら。ブログのタイトルである「あまおと」は、雨のように降り注ぐ言葉をイメージしている。その雨が静かに染み渡り、ほんの少しでも、誰かの日々の糧になれば。それが自分のや...
2017.10.21 13:30子どもを育てるということある日、ネット上でこんな投稿を見た。「子育てがこんなに大変だなんて、誰も教えてくれなかった」甘い、と言われそうなのだが、その時私は妙に納得した。そう、誰も教えてくれなかった。じゃなくて、正確には、自分が知ろうとしなかった。知らなかったのだ。子どもを産み、育てることがこんなに大変だなんて。知ろうともしなかった。いつか子どもが欲しいなー、なんて思っていても、実際に妊娠するまでは、「子育て」は他人事。世の中には育児雑誌と呼ばれるものが数多あり、ネット上には情報があふれているけれど、子どもを持つまでは見向きもしなかった。何が言いたいか。「子育て」をもっと、みんな自分事にしてもいいんじゃないか。だって、子どもを産み、育てるって、とても重大な仕事だし、人類の暮らし...
2017.10.20 07:49心がまえフリーランスライターとして仕事をするにあたって、心に持っておきたいこと。1.自分の素を出す。自分が素直にやりたいと思える仕事をやろう。志望動機をひねり出すのではなくて、すらすらと言えるような仕事。ありのままの自分を出して、それを見て「書いてください」と言っていただけるところで、仕事をしよう。2.相手の気持ちに立つ。取材相手、クライアント。どちらの気持ちも考えよう。「日本仕事百貨」というサイトで、代表のナカムラケンタさんが「贈り物をするように仕事をする」と話していたのが印象的だった。小さくても、誰かに喜ばれる仕事をしたいと思う。3. ていねいに、ぬかりなく。こつこつと、一つひとつの仕事を確実に積み上げていくこと。そのためには、あやふやにしない。後回しにし...
2017.10.19 01:58はじめにはじめまして。三鷹市を拠点に活動中のフリーライター、塩井典子です。印刷会社と編集プロダクションにて約8年間ライターとして勤務した後、2017年にフリーランスとして活動を始めました。仕事のこと、育児のこと、美味しいもの、行った場所。気負わず少しずつ、更新していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。