買い物の仕方から学んだこと


近所のスーパーは、セルフレジです。

バーコードをかざして、出てきた金額を払うだけ。

慣れてしまえば気楽だし、簡単。

ただ、バーコードが付いていない野菜や果物はどうやって買うのだろう?と小さな疑問でした。それでなんとなく、バーコードが付いている袋入りの野菜ばかり買っていたのですが、旦那に聞いたら「袋に入れ、野菜売り場にある測りで計量。画面上で野菜の種類を選び、出てきたバーコードシールを貼る」とのこと。

なんだ、簡単じゃないか。と、これもクリア。


しかし今度は、画面に出てこない野菜がある。

これもよく分からないのでなんとなく避けていたのですが、

あるとき思い切って、通りがかりのお客さんに聞いてみることに。

といってもフランス語で説明できないので、身振りでやり方が分からないことを伝える。

すると、親切なおばあさんが値札のところで「regarder!」(見て!)と。

フランスでは1kgあたりの値段を表示していることが多いのですが、

私が買おうとしていた野菜(大根やアボカド)は、「le piece」(1個あたり)

で値段が付けられていたのです。そういうものは計量は不要なのだと。


じゃあどうやってお金を払うかというと、レジで野菜の種類と個数を手入力するという仕組み。

これは、レジ付近をうろうろしている店員さんに聞いたらやってくれました。


この一連の流れをやってみた結果、難なく欲しい野菜が買えるようになったわけです。

小さいことだけど、もし思いきって人に聞いてみる、ということをしなかったら、

いつまでもいつまでも野菜で不便な思いをしなければいけなかった。

分からないことを避けるのではなく、恥をかいても、上手くいかなくてもいいから、ぶつかっていくことが大事なんだなと気づいた出来事でした。

たぶんたくさんの失敗が、自分を成長させてくれるはず。

大げさかもしれないけど、もっと快適に暮らすために、広い世界を知るために、たくさん挑戦しよう。


あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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