ストラスブール発砲事件

前回のブログ記事から一転、思いもしなかった悲しい事件が起きてしまいました。

発砲事件があった場所は、観光地の一つとしてとても有名で、私たちも街中へ行くときにはよく通る場所。

当日、夜は家にいましたが、昼間は別のクリスマスマーケットをのぞいてきたところでした。

その翌日も、幼稚園が終わったら子ども達とクリスマスマーケットに行こう、と

話をしていたところです。

とても、他人事とは思えません。


日本の家族や友人たちから、たくさん連絡をもらいました。

事件の後も、犯人が逃走していた2日間、幼稚園も仕事も休み、家族で家に居ました。

街中は閑散としていて、少し出歩くのも何となく怖く、気の休まらない時間を過ごしました。


昨夜、犯人が警察に射殺されたとのニュースがあり、今日はようやく日常が戻ってきた感じです。

とはいえ、何度も足を運んでいるクリスマスマーケットで惨劇が起きたこと、

あの誰もが笑顔で、幸せに満ちた空間が、一瞬で破壊されたことを思うと、

本当に胸が痛くなります。


今日からクリスマスマーケットは再開されました。

私は、また行こうと思っています。

ああいう事件があったから、あの場所から人がいなくなってしまうのは、寂しい気がする。

クリスマスマーケット再開の背景には、テロに屈しないという、ストラスブールの、フランスの意志の強さがあるのかもしれません。

今までのように心から楽しめるかというと、そうではないかもしれませんが、それでも。


犯人が居なくなったから、すべてが解決したわけではありません。

こんな痛ましいことが、もう起こらないことを祈ります。



あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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