フランスで辛かったことは?

基本的に旅行記など、楽しい思い出ばかり書いているような気がするので、辛かったことも備忘録として少し残してみることにしました。

一番はやっぱり、言葉の問題。
自分の思うことが思うように伝えられないもどかしさとストレスがありました。
そして同様に、相手の話していることが理解できない。

最初の頃は、英語喋れますか?とかフランス語分かりません、とかそんなことばかり言っていました。

でもその一言が、フランス人とのコミュニケーションを遮断してしまうのだと気づいて、できるだけフランス語で伝え、聞き取る努力をしてきました。

それでも、こればっかりは自分の語学能力のせいなのですが、やっぱり伝わらない、理解できないときは落ち込みます。

もうBonjour!さえ言いたくない、フランス語なんて聞きたくない!と思ってしまう日も。

他には、これは観光などでもわりとよく聞く話ですが、お店や役所の人の態度。
愛想が無かったり、何だか笑われたり、怒られたり。

まぁ日本の店員さんがとてもへり下っていて対応が丁寧すぎるので、日本人ならどこの国へ行ってもこういうことは感じると思います。

その他、ストやデモ、スリ、不在時の郵便物の受け取り、などなど、不自由を感じたことは多々ありますが、ある程度覚悟して来ているので、辛いという程では無かったかな?

自分が外国人という立場に立ってみて、外国で暮らしていくというのは本当に大変なことなんだと分かりました。

どうしてもある種の疎外感を感じざるを得ないし、もし言葉がペラペラだったとしても、文化や意識の違いを認識せざるを得ないと思います。

だから今、日本で外国から来ている人に会うと、頑張ってー!と応援したい気持ちになります。

あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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