目を閉じていい

気づけば、コロナのニュースばかり追ってしまいます。

一日に何度となくスマホを見てしまう…。

読書をしても、音楽を聴いても、一晩ぐっすり寝ても、はっと現実に帰る瞬間があって、

心が休まりません。


こんなことが以前もあったなと思いだしたのが、

3月11日の震災直後。

被災地からは離れていたけれど、出身が東北なこともあって、

何か楽しいことをしていても、ふと震災のことが頭をよぎる。

心から笑えない、楽しめない。そういう感じ。


以前、悲しいニュースはあえて見なくてもいいのだという発言を

どこかで聞き、少し楽になりました。

例えば、テレビを付けると、子ども虐待のニュースが流れている。

心が重たくなりながらも、スイッチを切ることができない。

たぶん、現実から目を逸らしてはいけないという気持ちが、

自分を追い詰めてしまうのだと思います。


今の状況は、自分や家族を守るためにも知っていなければいけないけれど、

かと言って、絶えず状況を追い続けるのはしんどい。

たまには目を閉じてもいいのではないか。

閉じないといけないのではないか。と、思い始めています。


できるだけ早く平穏な日々が戻りますように。


あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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