2020.10.07 04:48「こんな日もある」と思えるかちょっとせっぱ詰まっているとき、しんどいなと感じるとき、自分を少し離れたところから見ると、楽になれると思います。目の前にやることが立ちはだかっているように思えるときでも、斜め上に自分を持っていって、そこから見下ろしたら、案外壁は低いのかもしれない。ついイライラしてしまったときも、離れたところから自分を見たら、「疲れてるんだなー」「寝不足だなー」と分析できるかもしれない。ちょっと辛いときに、「まぁこんな日もある」と思えれば、人生は楽になります。絶対に、楽しいときとしんどいときは交互にやってくるのだから。波を無理に乗り越えようとせず、少しだけ波に揺られてみて、どこへ行きつくのか、身を任せてみるのもいいかもしれません。
2020.10.06 01:25書き続けること「良い文章を書くためには、日常の中で何を拾っているかが大事」という話。文章を書き続けるということにも、言えることだと思います。ブログを毎日更新しようと思っても、日常の中で自分に何も引っかかってこなければ、きっと書くことがないからです。そして、ただ「拾う」だけではなくて、拾ったものを手に乗せて、しっかり観察することが大切だと思うのです。なぜそれに心動かされたのか?何が引っかかったのか?裏返したり、中を覗いてみたりして、確かめる。そうすると、拾った「事実」が、読者も共感できる「真実」になるのかなぁと思います。糸井重里さんの「今日のダーリン」を読むと、これがよく分かります。糸井重里さんが「ほぼ日」のトップページに毎日更新するコラムで、毎日書いているとは信じら...
2020.10.01 08:25心打つもの昨日見た映画「ミッドナイトスワン」の余韻を、まだ引きずっています。何だろう…。草彅さん演じる凪沙の表情を思い出すと、未だに涙が出ます。なぜこんなにも人の心を打つのだろう、とずっと考えています。たぶん、あのスクリーンの中に本気で生きている人達がいて、その本気をもろにぶつけられて、心が震えるのではないかと。人に取材をするときも、この人の「本気」が聞けたと思うとき、涙が出そうになります。私が知るのは、その方の人生のほんの一部ではあるけれど、人の「核」のような部分に触れられたと感じるときがあって、そういう言葉を聞いたとき、そしてそれを文章にするとき、心がすごく揺さぶられます。心打つ体験を、できるだけたくさんしたい。
2020.09.30 12:49時間をつくる時間をつくって、映画を一本見てきました。タイトルは「ミッドナイトスワン」。草彅剛さん主演の映画です。もともと草彅さんファンなのもあって、絶対行きたくて。いつもの私ならきっと「でもやることいっぱいあるしなぁ」「そんな時間ないよなぁ」と諦めていたと思うのですが…。先日のライター塾で「良い文章は小手先では書けない。自分が日常で何を拾っているかが大事」ということを聞いて、心を耕す時間をつくろう!と思ったのでした。映画の細かい感想は、ネタバレになるので書きませんが、とにかく余韻の残る作品でした。見終わった後にじんわりと涙が出てくる。そして、先に書いたように私はつよぽんこと草彅さんのファンですが、完全に草彅剛という存在が消えて、「凪沙」という人にしか見えませんでし...
2020.07.16 07:31暮らしの中にある仕事ずっと、仕事とプライベートは分けたいと思っていました。自宅で仕事をしているので、どうしても家族で過ごす時間に仕事が浸食してくることがあって、それが少しだけストレスでした。でも最近、そこに神経を使わなくてもいいのかなぁと思うようになりました。先日オンラインでの打ち合わせがあったのですが、途中で子どもが画面に入ってきてしまったのです。でも相手の方が、「あ、こんにちはー」と挨拶してくれて「うちの会社も子育て中の人いますよー」と。なんだかそのとき、あ、こうなっても大丈夫なんだ、と安心したのを覚えています。もちろん、取材など限られた時間でしっかり成果を出さなければいけないときは、子どもを預かってもらうなど、配慮しなければいけないと思います。ただ、そうでなければ、...
2020.07.10 09:11再会最初に就職した会社を、最近久しぶりに訪れました。約8年ぶりに、以前一緒に働いていた人達に会うことができました。お世話になった上司が引退するとのことで、メッセージを送ったのがきっかけでした。会社にいる間、苦労もしたし、不満に思うこともたくさんあったけれど、今の自分がいるのは間違いなく、この会社のおかげです。初めてライターという肩書をもらって仕事した場所であり、お客さんとのやりとり、スケジュール管理、プレゼンなどなど…社会人として「仕事」に向き合った場所でした。会社を辞めることになって、色々な見送りの言葉をいただいたとき、心から頑張ろうと思いました。この会社の人達にいつか、「頑張ってるな」と認めてもらえるくらい、頑張ろうと。今また再会できて、もしかしたらま...
2020.07.07 08:22本に浸る気圧の影響を受け、どんよりと過ごしています。仕事がひと段落し、こんな時こそ何か自分ができることをするといいのかもしれませんが、そんな気分にもなれずにのんびりしています。なかなか動く気になれないときは、本を読みます。ネットサーフィンも好きだけど、だんだん目と頭が疲れてくるので、本の世界にどっぷり浸ります。今読んでいるのは、北方健三の「水滸伝」。もっと早く読んでいれば良かった…。未だにそういう本にたまに出合います。長編だけど、早く読み切りたい。長編小説を読んだら、須賀敦子や向田邦子のエッセイを読みたい。私は文章に支えられています。自分の核であるものを、仕事にできて良かった、と思います。
2020.06.04 06:30動き出した日常6月に入って学校や幼稚園が再開し、5月頃から仕事も入り出し、ようやく生活のリズムが戻ってきました。どこへ行きたいのだろう?何をしたいのだろう?ということを相変わらず考え続けていますが、ひたすらに今の日常を守り続けていくことも、やっぱり大事だなと感じています。やるべきことをやりつつ、目線は前を向いて。間が空いてしまったので、仕事を再開することにちょっと不安があったのですが、久しぶりに頭をフル回転させてコツコツ積み上げ、そして「ありがとう」と感謝の言葉を頂けたことに、嬉しさを感じました。やっぱり仕事のある日常が大切だなと。何でも動き出すときは不安だったり、怖かったり、します。でも、こんなときこそ自分に自信を持って。誰かに憧れるよりも、「自分は自分」を大事に...
2020.05.19 05:02外国で暮らすことフランスから帰国して、一年以上が経ちました。今でも記憶は鮮やかで、美しかった花や街並み、日本では食べられない色々なもの、思い出しては懐かしく感じます。次第に遠ざかっていく日々を、なんとか繋ぎ止めたくて、フランス語を勉強したり、撮りためた写真を見たり。フランスに居たとき、私は特に何かしていたわけではありませんでした。仕事もしなかったし、結局語学を習うこともしなかった。子育てと家事に専念していたと言えば、そうです。それでも、「外国に住んでいる」というだけで、何かを成し遂げている気になり、自分が何か特別な力を持っているかのような気持ちになっていました。もちろん、日常の買い物をするだけでも、幼稚園の先生と言葉を交わすだけでも、日本の倍は力を使うのですが。外国で...
2020.05.18 04:54動けるときに動けばいい「そろそろ次の段階へ」と書きましたが、自分の中に波があり、上手く動き出せないときもあります。そんなときは、無理して動かなくてもいいか。と思っています。きっと「動こう!」と思えるときが、動けるときなのだと思います。そうでないときは、動くときじゃないのかも。都合いい解釈かもしれないけど、そう思うことにしました。誰のものでもない、自分の人生だから、誰かと比べず、世間の評価を気にせず、自分のために生きたらいい。それは、ちょっとわがままになることなのかもしれません。誰かが動き出していると、焦ったりします。動かない自分が、駄目なような気もします。でもそこは、ゆったり構えて。きっと、動かずにゆらゆらしているとそのうちに、動きたい!と思うときがやってきます。そのときま...
2020.05.12 12:40明日を向く「こんな時にしかできないことをやろう」「今はのんびり、家族で過ごそう」そうやって何とかストレスのない生活を第一に続けてきましたが、ここへ来てそろそろ、次のフェーズへ移らなければいけないのかもしれません。この事態が収まれば、また元通りの生活に戻る。そういう認識が少し、危うくなってきたような気がします。本当に「元通り」の生活に戻れるのか。うっすらと不安が出てきました。そもそもコロナとの戦いは、いつ「終わり」を迎えるのかも分かりません。もしかしたら、私達は「ここで終わり!ここから元の生活ね」という区切りを迎えることなく、じわじわとコロナと共存する術を学んでいくしかないのかもしれません。そうなると、自分の中で動き出すタイミングを見つけなければいけない気がします...