2019.05.24 00:07心地よく働きたい手帳に書き留めて、たまに見返す言葉があります。以前にもブログに書きましたが、日本仕事百貨、ナカムラケンタさんの言葉。「心地よくいるためには、素直に正直に仕事をしてそれを必要としてくれる人がいて、一緒に働く人も気持ちよくいられること。」心にすとんと、落ちる言葉でした。仕事で迷ったとき、この言葉を自分の指針にしようと思ったのです。仕事だから、楽しいことばかりではありません。歯をくいしばって頑張らなければいけないこともあるでしょう。ただ、キリキリとした気持ちで仕事をしたくないなぁと最近思うのです。納得いかなかったり、へりくだったり、人として対等に見てもらえなかったり、会社員時代にはそんなことがたくさんありました。フリーランスにとって、仕事を断るというのは勇気...
2019.05.17 02:24日々に張りをゆるゆると暮らしたい、という気持ちが最近とても高まっていました。家の中を整えて、栄養のある料理を作って、子ども達を笑顔で迎えて。子どもが学校や幼稚園へ行っている間に家事を終わらせ、好きな本を読んだり、気になるお店を覗いたりして、毎日穏やかに暮らせたらどんなにいいだろうなぁと。でもそんな毎日は、きっとどこかで行き詰まるだろうことも分かるのです。どこかで、何か足りないと思ってしまう。生活のためでもあるけれど、まず自分が自分らしく生きるために、仕事をしなければと思います。仕事を始めると、とても「穏やか」といえる暮らしではなくなってしまいます。家事は疎かになるだろうし、子ども達と余裕を持って向き合える自信も正直ありません。フランスに居た一年間、仕事をお休みして...
2019.05.08 13:04一汁一菜でよいという提案フランスに行く前から、ずっと読みたかった本。「一汁一菜は決して手抜きではないのです。手抜きしたなんて思うと、自分がいちばんいやな気持ちになるものでしょう。」料理する人の負担を軽くしてくれる本かと思っていましたが、それだけではなくて、和食とは何か、和食に表れる日本の心とは何かを説明する深い本でした。一汁一菜でもいい、のではなくて、一汁一菜だからいいのだ、という提案。そしてその一汁一菜も、ご飯、味噌汁、香の物というごく簡単な内容です。本の中で紹介される旬の味噌汁がとても魅力的で、たとえば春は、うどのぶつ切りとサバ缶の味噌汁、夏はじゅんさいや鮎の味噌汁など。シンプルだけど、しみじみと素敵だなぁと思えるお料理なのです。「普通のおいしさとは暮らしの安心につながる...