堂々と子育てする

子育てを理由に仕事できないと言うのは甘い。
そんな意見を以前目にして、ずっともやもやとしていました。

なぜそういう意見が出るのかと言うと、子育てという仕事自体を、それこそ甘く見てるからじゃないかと。

子育てって簡単に言うけど、人間を一人(もしくは複数人)、自立するまで育て上げることです。
そう考えるととても一人でやり切れるものではないし、片手間にできるものでもないし、それなりにしっかり向き合わなくてはいけない。

誤解を恐れずに言えば、仕事は人一人居なくても何とか回っていきます。
一人抜けたから会社が潰れるということは無いでしょう。

でも子どもを育てるのは親しか居ないのです。迎えに行ったり、ご飯を作ったり、お風呂に入れたりして、生きさせなければいけないのです。
極端な話、親が世話しなければ子どもは生きていくことができません。

それくらいの責任ある仕事に対して、甘いとか言うのおかしくないか。子育てってそんなに甘くないぞ、と。

もちろん、仕事に対して無責任でいるのはいけません。社会人として。

でももう少し、理解を得られてもいいんじゃないかと思います。堂々と、子育てという立派な仕事をしています、と胸を張って言える社会になればいいなと思います。

あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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