心に響く文章とは

祖母がずっと読んでいた暮らしの手帖。
大人になって、まさか自分が買うことになるとは思いませんでした。

内容の密度の濃さに、圧倒されるというか、打ちのめされるというか。

どうしたらこういう文章が書けるんだろうと、何度も何度も読みました。

写真やデザインの力も大きいと思いますが、心にぐっと響くような文章を読むと、思わず涙が出ます。

仕事として、そつなくこなす。だけでなく、一歩踏み込んでいいものを創りたい。
自分が書くすべてのものに、そういう気持ちで向き合いたいです。

そのためには、書く技術だけでなく、インタビューの力も磨いていかなければと思います。
ライター講座で聞いたことで、印象に残っていることがあります。「文章は、書かない部分によって支えられている」

何を取捨選択するか。聞いたことの中から、何を導き出すか。

世の中にある良い文章は、そういう余白から生まれているのだと思います。

まだまだ試行錯誤の日々。水をごくごく飲むように、良い文章にたくさん触れたいです。

あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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