前向きではないけど、前を向く

人とすれ違う瞬間すら、息を詰めてしまう。

いつものスーパーで、ビニール越しに対応するレジの人を見て、

ふと涙が出そうになりました。

こんな日常がいつまで続くのだろう。


それでも少し気が休まる瞬間はあります。

晴れた日に外へ出て日差しを浴びること、

コロナが収束したらどこへ行って何をしようかと思い巡らすこと、

変わらずに咲き続ける花を見ること、

温かい食卓を用意すること、

いい文章をごくごくと取り入れること。


今のところ、実践してよかったと思うのは、

早起き、ヨガ、スマホの代わりに読書、晴れた日は外に出る(公園や散歩)、です。

スマホを見るのは一日2回までとしました。

少し暗いニュースから離れるだけで、心にゆとりが生まれます。

ヨガは動画を見ながら少しだけですが、呼吸が整って、身体が柔らかくなります。

それから、一日中子ども達と一緒にいるので、日中に自分の休憩時間も取ります。

その時間は、「今はお母さん休憩だから」と断って、休みます。


心から、こんな生活もいいじゃない!とは正直言えません。

外食したいし、人にも会いたい。

でも与えられた環境を、無理なく受け入れるようにしています。


追記:写真は、4月ごろのフランス、アルザス地方。一番穏やかで、皆が太陽の光を浴びに外へ出ている季節でした。


あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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