外食の力

コロナによる外出自粛が始まって、身に沁みて感じたことがあります。

それは、外食の力。

もともと外で食事するのが好きで、単純に自分が作らなくてもいいというだけでなく、

一種のエンターテインメントのようなわくわく感を持っていました。


テイクアウトも利用してみたけれど、やっぱり物足りない。

店の空気に馴染んだインテリアとか、店員さんの一言とか、

あぁここはくつろげそう、と荷物を置いたときの感じとか。

メニューを見て目移りする感じ、出来立ての料理が運ばれてくる瞬間、

そのすべてが「外食」の持つ特別感なのだと思います。


フランスで過ごしたときの外食は、日本よりもいっそうどきどき感があり、

特別な時間でした。

店員さんの対応、運ばれてくる料理、すべてが未知数で、外れる場合もあるからこそ、

いい時間が過ごせたときの喜びも大きいのです。


この事態が収束したらしたいこと。

まず第一は、外で食事をする、かなぁと思います。

コーヒーの美味しいお店で、ゆっくりゆっくりカフェオレを飲みたい。

スパイスの効いた異国のカレーとか、やっぱりお寿司もいいな。


大変な思いで経営を続けているお店ばかりだと思います。

「いつでも行ける」ではなく、大切なお店を一つでも無くさないために、落ち着いたらきっと食べに行きたいです。

あまおと

ライター、塩井典子のブログ。 一年滞在したフランス・ストラスブールの記録、ライターの仕事のこと、 子育てのことなど。

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