2019.04.27 13:11休むフランス人と休まない日本人日本では大型連休が始まりました。銀行やカード会社からメールがたくさん来たり、テレビはお出かけ情報を流したり、珍しい10連休に、日本中がどことなくそわそわしているようです。フランスで生活してまず感じたのが、本当に休みが多い!ということ。特に子ども達は、2週間幼稚園へ行くとすぐにまた2週間休み、というのを繰り返していました。日本はとても便利で快適な国だと言われますが、それは何処かで一生懸命働いている人たちがいるから。私たちはその状況に慣れてしまっているように思います。24時間営業のファミレスやコンビニ、祝日も日曜も開いているスーパー。フランスは基本、日曜と祝日はお店が閉まるので、その前に買い溜めしておかなくてはいけません。それは不便と言えば不便ですが、誰も...
2019.04.25 08:29大人しいという個性初めて、息子の授業参観へ行きました。授業中、みんなが元気に手を挙げる中でも全く手を挙げようとしない息子が気になる。帰宅してから、そのことを言ってみようかと思ったけれど、そういえば自分も授業で手を挙げるような子どもでは無かったなと思い出しました。そして、学校でとにかく「手を挙げて!」「元気に挨拶して!」「大きな声で話して!」とか言われるのが本当に嫌でした。そういうこと全般が苦手だったから。元気で明るく、ハキハキと。それはとても良いことだし、そういう子は実際感じがよく、社会に出てもきっと受け入れられることが多いと思うのです。だけど、もちろんみんながみんなそうできるわけではありません。それならそれでいいかな、と私は思います。それも一つの個性だと受け止められれ...
2019.04.24 04:30怒りにブレーキをかける人は怒るとき、自分が正しいと信じています。仕事で怒るとき、子育てで怒るとき、サービスにクレームをつけるとき、信念を主張するとき...。怒るときは、大抵冷静でないとき。でもその隙間に少し、自分の正しさが本当に正しいのかどうか、考えられるといいなと思います。そんなことを考えたのは、朝、学校へ行く支度をしない息子に対して随分怒ってしまったから。こちらからすると、もう小学生なんだから言われなくてもやって欲しい、自分のことは自分でやって欲しい、という正しさがあるのですが、そこでふと息子の立場に立ってみると、別のことに気づくのです。彼からすれば、小学生になったのはついこの4月。それまで何かと手を貸してくれていた親から急に、もう小学生なんだから!と言われても、いきな...
2019.04.23 12:29フランスで辛かったことは?基本的に旅行記など、楽しい思い出ばかり書いているような気がするので、辛かったことも備忘録として少し残してみることにしました。一番はやっぱり、言葉の問題。自分の思うことが思うように伝えられないもどかしさとストレスがありました。そして同様に、相手の話していることが理解できない。最初の頃は、英語喋れますか?とかフランス語分かりません、とかそんなことばかり言っていました。でもその一言が、フランス人とのコミュニケーションを遮断してしまうのだと気づいて、できるだけフランス語で伝え、聞き取る努力をしてきました。それでも、こればっかりは自分の語学能力のせいなのですが、やっぱり伝わらない、理解できないときは落ち込みます。もうBonjour!さえ言いたくない、フランス語な...
2019.04.20 12:17フランス語体験レッスンに行った話子ども達の記憶が新しいうちに、フランス語を習ってみたらどうかな?とずっと考えていました。フランス語より英語を習うべき?今後使う機会がある?と色々考えましたが、ひとまず体験だけでも行ってみようということで、申し込み。幼稚園児クラスは空きが無いということで、小学生の息子だけ行くことにしました。その体験レッスンの様子を書きたかったのですが...実は当日、息子が行くことを激しく拒絶したため、教室の前まで行って、結局諦めることに。普段聞き分けのよい彼にしては珍しい出来事で、後で理由を聞いてみると「フランス語は難しいから」と。現地の幼稚園に通い、フランス人のクラスメイトと遊び、日本に帰ってからも、たまにフランス語を喋っていた子ども達。親からすると、フランス語を習う...
2019.04.17 07:12リバースカルチャーショック?外国に長く滞在していた人が、日本に本帰国してから日本の生活に違和感を感じることを、リバースカルチャーショックというそうです。外国で生活していたときに「日本だったらこうなのに」「日本の快適な暮らしに戻りたい」という憧れがあった人ほど、その反動が大きいそう。私たちは一年フランスで暮らしていただけですが、日本に帰ってきて、あれ?と思うことがあります。お店の人が目を見てくれないとか、基本的に他人と関わらないようにしている日本人の姿勢とか。今までさほど気に留めていなかったことが、なんで日本はこうなんだろう?フランスならこうなのに、と思ったりしています。私が読んだ記事では、特に日本はリバースカルチャーショックが起こりやすい国だということでした。決まり事が多く、狭い...
2019.04.11 05:04日本で入園&入学式4月から、小学校一年生と年少さんになる我が子たち。無事に入園式と入学式が終わりました。紺色の幼稚園の制服、制帽、風に舞う桜、真新しいランドセル、底冷えのする体育館と先生の長いお話...。日本に帰ってきたなぁという感じをひしひしと感じました。フランスは9月が新学期ですが、入学式のようなイベントは特にありません。2人分、山ほどプリントがあり、決まり事があり、母も頑張らなければという感じ。持ち物は水だけ、というフランスの幼稚園がちょっと懐かしいですが、日本に帰ってきたからにはこの環境でやっていかなければ。きっと子どもたちも戸惑うこと、不安になることがあるでしょう。しばらくは温かい目で見守りたいと思います。
2019.04.09 12:44フランス人から学んだことフランスで約一年生活して、フランス人から学んだこと。「他人の目を気にしない」流行を追わない。レジで後ろに長い列ができていても気にしない。良くも悪くも、自分は自分。でもこれを覚えておくだけで、随分楽に生きられる気がします。「助けるときも助けられるときも遠慮しない」困っている人がいれば、迷わず手を貸す。助けてもらったら、恐縮してすみません、ではなく、ありがとう!と言えばいい。こんな簡単なことなのに、目から鱗でした。「お店の人にも挨拶」お店に入ったとき、お会計のときにまずBonjour!会計が終わったら、ありがとう、良い一日を、さようなら。日本ではあまりしないけど、人と人とのやりとりだから、よく考えたら普通のこと。「色を楽しむ」特に春、夏はカラフルな色を身に...